ボイロ動画投稿者の編集ブログ

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サービス残業について思うこと

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今回「サービス残業」をテーマとした動画を作成しました

▼その動画です

 

 

 

サービス残業については個人的に色々と思うところがあり、主張したいこともあったのでテーマに選定しました

動画内でサービス残業は誰も幸せにしない、ということを表現しています

さて、追加情報としてサービス残業について私自身の実体験を紹介していきます

 

なお、私が今までサービス残業を上司や会社に強要されたことはなく、私自身の意思で自主的にサービス残業を行ってきました

ですので、サービス残業を強いられている方とは目線が異なるブログ記事である旨

あらかじめご了承ください

 

 

私もサービス残業していた人間でした

 

私も元々はサービス残業をしていた人間でした

振り返ると、今までの社会人生活で「サービス残業ありきで業務をこなす」という感覚をずっと持っていました

毎日ではないですが、休日前日の夜中であったり、平日他の人が帰って一人になった時

または休みの日や長期休みの時は計画を立てて持ち帰り仕事をしていました

昨今では自社の社員にサービス残業をされると企業側が責任を追及されてしまうため

パソコンを業務時間外には使用できない管理システムや、会社指定USBメモリ以外使用できないなど

私の会社では仕組としてサービス残業をできない環境となっています

ただ、例えば裏技的にメールでデータを抜き出したり、印刷物をカバンに入れて持ち帰ったり

最終形は脳内で案を考えたり、紙のノートに内容をまとめたり、家のパソコンで資料の下書きをしたり・・・

その本人にやる意思があればいくらでもできると思います

※個人情報や機密情報の持ち出しはNGです

 

 

私がサービス残業をしていた理由ですが、大きく2つありました

①仕事が遅く自分に自信がなかった、または自分の業務が成果を上げていなかった

 

人より仕事が遅く時間がかかっている認識があった頃、当然残業も普通に申請すると他の人より多くなるのですが、

仕事が遅いのは自分の力不足であり、残業代を受け取るべきではないと考えていました

 

また、自身が携わるプロジェクトがコケてその敗戦処理をしていて

何をやってもなんのプラスの成果を生み出さない時期があり

自信をすっかり失って、会社や周りの人に申し訳ないと思い、過度な残業申請をせずサービス残業を行っていました

今思えばこれはプロジェクト全体がコケていたので、末端の私のせいということもないのですが

 

②業務改善のため

仕事にバキバキのやる気を出していた若手時代の話です

当時担当していた業務は課題が多く、改善が必要でした

改善を行うことでミスが減ったり作業が効率化されたり、目に見えて良くなったのでゲームのような感覚で楽しんでいました

ただこの改善は特に上司から指示された内容ではなく、自発的にやっていたので残業時間として申請することはしませんでした

成果が出るのも嬉しかったですし、人に褒められたり感謝されたりするのも嬉しかったのだと思います

 

今見返してみると

前者は劣等感、罪悪感から

後者は向上心から

発生するサービス残業で、真逆な理由だったのだと思います

 

 

 

サービス残業を助長する職場の風潮

 

サービス残業が生まれてしまう部署に所属したことがあります

その部署は、上司がすごく部下のことを気にかけてくださっていて

特にサービス残業をしろといわれることはなく、全体的にいい空気感の部署でした

サービス残業が発生した要因はおそらく

上司が「この仕事の確認は家でやってくるから、帰る前までに提出して」

というようなことを部下に言っていたため、と思います

おそらく悪気はなかったのだと思うのですが

上司が比較的若く、部下に年上の方やその上司の元上司だった経歴のある方もいたことから

上司が「私は家でも仕事をしているので、いうことを聞いてくれないか」

というのを暗に示していたのかなと思うのです

それを聞いた年上の部下の方も負けじと家で仕事やってるアピールをしていました

年上であったり、元上司としてのプライドというのがあるのかもしれません

それを受けて他の方や私も家で仕事しています、というアピールをし出し・・・

最終的には組織のほとんどの人がそういうアピールをしていたように感じます

一人がサービス残業をしていることを主張し出して周りに広まっていった例だったと思います

 

サービス残業をされた経験

 

今まではサービス残業をしてきた立場でしたが、逆に「サービス残業をされる」立場を経験することになります

コロナ禍で所属していた部署がテレワークになってからの話です

私が仕事を依頼していた派遣社員さんが数名いらっしゃり、そのうちの1名の方が

届出では毎日定時に仕事を終わっていることになっているのですが

すでに仕事を終えているはずの残業時間帯にメールが来ることが度々あり

メールを受け取っている以上、こちらの立場として見て見ぬふりすることもなかなかできず

どうすべきか、と頭を悩ませました

当時派遣社員さんには定時で終われる程度の仕事を依頼しており、期限も余裕を持たせていたつもりでした

自分自身がサービス残業をしていた(なんならその時もしている)ので

前述の通り、サービス残業をする心境は自分なりに想像できました

その方は以前より自分の仕事時間が他の人より遅く、ミスも多い傾向にあったため自分の仕事に自信がなかったのでしょう

意を決して一度会話する場を設け、

サービス残業をしていることが会社パソコンの資産管理ソフトでわかること、下手したら派遣会社も巻き込んで色々面倒になることを伝えた上で

業務上何か困りごとがないか聞いたところ、業務量が多く期限内に終わるか不安があるとのことだったので

そこら辺の不安をクリアにしたことで

それであれば今後はサービス残業をしなくてよい、と返事をいただきました

無事解決つもりでしたが、しばらくしてまた就業時間外にメールが来るようになりました

 

自分もそうだったのでわかるのですが、サービス残業するかどうかは

その人の気質なところもあるので、なかなか変わらないものだと感じました

言い方はアレですが、社畜気質な人は何をどうしてもきっと引退するまで社畜マインドなのかなと思います

この場面で、自分がサービス残業をされるという立場になってはじめて、サービス残業されるってことはリスクで厄介なんだなと、今まで私の上司や周囲の方に申し訳なく感じました

 

それでもサービス残業する、という人へ

 

私はここ最近ではそんなに忙しくないこともあり、サービス残業はしていません

また、サービス残業するくらいならしっかりと残業を申請してお金をいただくつもりです

そもそも本業に注いでいた情熱を別のところに向けた方が

人生豊かになるぞと考えるようになりました

ただ今後、立場が変わり忙しくなったときには自分の精神の安定のためなどを理由に

サービス残業をまたやるかもしれません

そんな自分に向けたメッセージでもありますが

もしサービス残業をするのなら

自己責任の範疇で、サービス残業していることは一切口に出さず、周りの人に分からないように徹底的に隠してやる必要があると考えています

提出するファイルの最終更新時間が自分が仕事をしていない時間帯になっていないか確認し

資料をカバンに入れるのであればその瞬間を見られてはいけません

 

ただ、このようにいくら周りに隠してサービス残業を助長しないとしても

サービス残業をすることで業務管理の適正化を阻害していることに変わりはありません

やっぱりそう考えるとサービス残業はしない方がいいと思うんですけどね

どうでしょうかね

 

おしまい